保育士山中 さん
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一人ひとりに合った
保育を、どこまでも追求したい。“あすなろ”に来て今年で15年目で、いまは5歳児クラスのリーダーとして子どもたちの保育を担当しながら、副主任を兼任しています。
一言に保育といっても、子どもたちは十人十色。同じ保育を一律に行ってはいけません。たとえば、みんなで掃除をしていても、なかには気が散ってしまう子もいます。このとき、最初のうちはつい感情的になって怒ってしまったり、どうして掃除をしないのか理解できなかったりして、接し方に困ってしまうかもしれません。しかし、そのままではその子に合った保育が行えない、つまりその子を見捨てることになってしまいます。
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「一人ひとりの子どもを大切にする」
という思いと確かな保育技術私も以前は「あの子にどう接すればいいんだろう……」と悩むことがありました。でも、そんなときはいつも園長先生が「あの子はこう向き合ってあげなさい」と言葉をかけてくれて。それでいつも乗り越えることができました。“あすなろ”の先生たちには、そんな園長先生の「一人ひとりの子どもを大切にする」という強い思いと確かな保育技術が受け継がれています。こんなに心がこもっている保育園はそんなにないと思います。
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時に厳しく、時に優しく。
子どもとともに成長していく仕事。昔から子どもが大好きで、いっしょにいるだけで幸せだったので、ずっと保育士になろうと思っていました。そして大学を卒業して最初に入った保育園が、この“あすなろ”でした。
でも、そのときはわずか2年で辞めてしまったんです。当時は保育技術が自分の理想とする保育に追いつかなくて、そのギャップに苦しむばかりで……。今は技術も身について、子どもたちとうまく接することができるようになったので、毎日がとても楽しいですね。
担当している5歳児クラスは、内面の成長を感じられるところがやりがいになっています。このころになるとみんな周りが見えるようになってくるんです。友達同士で助けあったり、悪いことをしちゃったら自分から「ごめんね」って謝りにいったり、それを相手もちゃんと「いいよ」って受け入れてあげたり。そんな姿を見ていると、大きくなったなーってうれしくなりますね。